
どの立場を目指しますか?
世の中には、それぞれの環境・状況・趣向によって様々な考え方、生き方があると思います。
- 雇われているのが楽・仕事以外の時間は完全にOFFにしたい人
- すでにある組織の中でバリバリ働いて経営陣になりたい人
- 自分でビジネスを始めたい人・自分の会社を持ちたい人
- 雇われて安定は確保したまま、余裕があるなら他にプラスαの仕事もしたい人
あなたはどの立場を目指していますか?
私は、4の趣向の持ち主です。
そう思うようになった経緯をご紹介したいと思います。
秘書業務で見えてきたもの

私は、東京の外資系企業で個人付き秘書という仕事を10年以上しています。
当然ながら、会社という組織の中で個人付きの「秘書」「アシスタント」を持てる立場の人というのは、一定の役職者以上であり、いわゆる、「経営陣」と呼ばれる人たちであることが多いです。
そのため、私自身はエラくもなんともなく、普通のイチ社員であるにも関わらず、恐れ多くも会社の経営の中心に近い距離でモノゴトに触れる機会が多くあります。
そんな日々の中で、彼ら経営陣が抱える様々な苦労・心労・裏側をさんざん見てきました。
会社というのは、常識では考えられないような問題もあれこれ勃発するもので、特に「人」の管理が大変そうだなと感じます。
さらに、ビジネスである以上、とにかく数字が大事。上場企業だったりすると、株主総会や決算発表の前等は、本当に大変です。
近くで見ている分、「経営って、面白い部分もありそうだけど、それ以上になんて大変な責務なのだろう…」という実感が強く、組織の中で出世したい・雇う側になりたいと思うことは、1度もありませんでした。
また、30代になってから、男女問わず「個人でビジネスする人」とも何人も触れ合う機会があり、表には見えない苦労の多さや不安定さも聞いているので、そうなりたいと思ったことも今のところ1度もありません。
つまり、おだやかに生きたい。

大変なこと・大きすぎる責任・不安定なこと・難しすぎることは避けて、やるべきことをやって安定してお金をもらいたい。
プラスαであいた時間にサクっと稼げることがあればそれもやりたい。
でも別に生活に困らなくてそこそこ稼げるならそのプラスαはやらなくても良くて、遊ぶ時間もとても大事。
今現在、これが私自身の結論であり、
- 雇われて安定は確保したまま、余裕があるなら他にプラスαの仕事もしたい人
である理由です。
そして、このことに関連して、自分が「会社員」に向いている最大の理由を、最近、言葉で表すことができるようになりました。
私が会社員に向いている最大の理由

私自身の思いは、こうなのです。
「この人からお金を払ってもらった」と特定できる直接の相手と常にやりとりしたり、接する状況をとにかく面倒に感じる。
だから、うまいこと責任逃れをしつつ、個人対個人ではない形で働き、「お金払って」と言わなくても、気付いたらお金が自動的に「知らない人から」振り込まれていてほしい。
休んでも、お金は減らなくて、ビジネスは動いていてほしい。
何も心配しなくても、やるべきことをきちんとこなしていればコンスタントに自分に一定のお金が自動的に「知らない人から」振り込まれる状況がとても好きなのです。
自分が落ち着く「形」を自身で知ってから、気持ちが楽になりました。
最後に

- 働きたい人もいれば働きたくない人もいる
- 外に出たい人もいれば出たくない人もいる
- 雇われたい人もいれば社長になりたい人もいる
- 求める責任の大きさもそれぞれ
- 専業主婦・パートママ・フルタイム共働き
- バイト・契約・正社員
- 個人事業主・ニート・家事手伝い
どれが正しい・誰がエライという定義はないですよね。
それぞれ、個人が、「自分はどういう状況がゴキゲンか」を早めに知って、他人に流されすぎず、さっさと自分の道を行くのが、人生を楽しむ上で、1番大事なことだと思います。
流行りがどうなのかより、「自分がどうなのか」。
しっかり考えて、自分を大切に生きていきましょう!