
会社員・OL・自営業・フリーランスetc。
どんな形であれ、働いていれば、誰にでも嫌な思いをした経験やトラブルはありますよね。
でも、
問題となった理由や、
犯人捜しをしても、
何の解決にもならない
ということに、もう、うすうす気づいている人も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する本は、忙しい日々の中で、
- 職場の人間関係で悩んでいる人
- 苦手なことで苦労している人
- 他人のことが気になり、逆に他人の視線も気になり、心が疲れている人
にぜひ手に取っていただきたい一冊。きっと救いになる言葉が見つかるはずです。
考えすぎない生き方 [ 深澤真紀 ]
- 人間は誰でもみな、社会の「歯車」だ。考えすぎないで、「歯車」として回っていこう。
- 「無理に楽しむ」より、「諦めて面白がる」。人生の出来事に、それほど深い意味はない。
- 嫌な経験は「気づき」にするより「ネタ」にしよう。笑ってもらえれば、他人も自分も楽になる。
- 「最高」と「最悪」だけでなく、「中庸」も考え、3つの案で備えよう。
- トラブル時は「ふて寝・ふて風呂」で乗り切ろう。
- 努力や苦労をすれば、誰でも必ず成功するわけではない。苦手なことを無理にやるより、得意なことから始める。
- 仕事に人脈なんていらない。正攻法でいけば仕事の道は拓ける。
- 大ブレイクや大成功はしなくていい。時代に踊らされず、本業を大事にする。
- 「聞こえのいい言葉」ではなく実感を伴った具体的な言葉を使おう。
「草食男子」や「メンテナンス術」という言葉を生み出したコラムニスト、深澤真紀さんが,
- 考えすぎない生き方
- 信じすぎない生き方
- 期待しすぎない生き方
- こだわりすぎない生き方
- 不幸になりすぎない生き方
を、5章に渡って教えてくれます。
気持ちがフラットになり肩の力も抜ける、そんなメッセージの連続。
一筋縄ではいかない、数字等で表せない「人の心」について書かれている本ですが、どこかロジカルで、腑に落ちる部分が多いのが特徴です。
努力をする・がんばることを煽るのではなく、
- こう考えたら救われる
- こうアプローチすれば心が楽になる
- 人の心はこうできている
と、自分を追い詰めないためのアドバイスや「心のしくみ」についてのヒントが満載です。
この本を読んで変わったこと

「考えすぎない生き方」を読んで、私は、必要以上に他人に期待することや、他人からの期待に応えることばかり考えるのを辞めました。
すると、自然と、「効率的かつ、自分が楽しいこと」を優先できるようになり、それ以外のことは「あまり気にならないなぁ」という生活を送れています。
いつもすぐ手の届く場所に置いて、ふと、パラパラっ…と、何気なくランダムにページを開くと、どの章も、いつ読んでも、スッと心に入ってくる。そんな、”気持ちを救ってくれる”オススメの1冊です。